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日本語版「TERA」プレイムービー第3弾,ヒーラーはしっかり狙って撃つべし。フリーターゲッティングによるパーティプレイの実際は?

日付:2011-07-12 21:18:52    アクセス回数:1443次

2011年夏の注目作,NHN Japanがサービスを予定しているMMORPG「TERA The Exiled Realm of Arborea」の最新情報をお届けしよう。今回はこのTERAに関して,最新日本語バージョンで撮影したプレイムービーの第3弾を紹介したい。

 過去に2回紹介したプレイムービー記事で,近距離と遠距離の2クラスの大まかなイメージがつかめたのではないかと思う。今回は,遠近さまざまなクラスが力を合わせて戦う“パーティプレイ”の様子を撮影してみた。エリア内を敵味方がところ狭しと駆け回りながら戦う光景だけでも見ものだが,ここではTERAの大きな特徴である“フリーターゲッティング”のバトルがどのようなものかを,重点的に解説してみたい。

 今回パーティが挑戦しているのは,新米兵士育成用エリア“黎明の島”の終盤で挑戦することになる,「闇の羽」というクエストだ。インスタンスダンジョンを攻略していき,最深部にて待ち受けるボスの“カラスチャ”を退治するという内容となっている。序盤は雑魚モンスターと戦うことになるが,そこはカットして対カラスチャ部分のみをムービーに収録している。

今回のプレイヤーキャラは“プリースト”を選択。そのほか,NHN Japanのスタッフにバーサーカー,ウォーリアー,ソーサラーを担当してもらい,さらにNPCのプリーストも加わった5名編成だ。
 
 過去の記事でも触れているように,TERAで攻撃などのアクションを行うには,基本的にその対象を画面中央の照準(クロスヘア)に合わせる必要がある。スキルの使用時も同様で,たとえばプリーストが仲間を回復する際も,その都度,照準に捕捉する必要がある。プレイヤーキャラクターの視点になって考えると,「相手を見る」という表現のほうが分かりやすいだろうか。そのため敵味方の位置関係によっては,回復魔法を使うたびに,カメラワークを大きく動かすことになる。
 これは,従来のMMORPGではあまり求められなかった操作といえるだろう。例えば,従来のMMORPGタイトルにおけるヒーラーは,“F1~F6”キーやマウスクリックなどで仲間をターゲットしさえすれば,あとはスキルボタンを押すだけ。カメラワークそのものに縛られることはない。しかし,TERAの場合,それではダメだ。プレイヤーキャラは,相手を狙っていないからである。

ムービーをじっくり見てもらうと分かるが,プレイヤーは回復魔法を使う際に,照準をパーティメンバーに合わせている。その瞬間,モンスターを視界から外さねばならず,これは実際プレイしてみると「怖い!」と感じた。少なくともこれまでのタイトルと比べて,位置取りにより気をつける必要がありそうだ。

 プリーストの立場としては,タンク役のキャラクターの斜め後ろ辺りに位置取り,画面内にモンスターとタンクを収めるのが理想といえよう。だが,カラスチャのような強敵になると,大きく飛び掛ってきたり,突進してきたりと,戦闘中に敵味方の位置が目まぐるしく変わっていく。そういった中で仲間を的確にヒールし,なおかつ自分自身がモンスターからの攻撃に備えるというのは,いま思い返してもなかなかスリリングな体験であったと思う。
 少なくともほかのMMORPGタイトルのヒーラータイプと比べて,TERAのプリーストは,よりアグレッシブな動きが求められるクラスに思える。

 とはいえ,TERAのバトルはノンターゲットのみではなく,従来のターゲット式なども取り入れた“フリーターゲッティング”である。例えば,今回紹介したムービーでは,バラカのNPC(プリースト)が,自分を中心とする一定の範囲内のメンバーに回復魔法を使っているのが確認できるだろう。こういった戦い方も可能なので,ヒーラー好きな人も安心してほしい。

 要するに,TERAのフリーターゲッティングは「難しい」のではなく,「新鮮」という表現が適切といえよう。今回はヒーラー視点で紹介したが,それ以外のポジションのクラスも,それぞれ違った立ち回りが求められる。それを自分自身で考え,実践していくというプロセスは,多くのゲーマーにとって鮮烈な体験になることだろう。


「TERA The Exiled Realm of Arborea」公式サイト

 

>>http://www.4gamer.net/games/048/G004803/20110601092/

 

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