「Diablo III」のパッチ1.0.3が実装。Infernoモードでのアイテム収集に影響を与える調整が多数行われる
Blizzard Entertainmentは北米時間の2012年6月19日,「Diablo III」のUSサーバーにパッチ「1.0.3」が実装されたと発表した。
最新パッチは,バグフィックスや各クラスの微調整が主な内容。詳細は,公式サイトの告知ページをチェックしてほしいが,全体的にInfernoモードでのアイテム収集に影響を与えるバランス調整が行われているようだ。
具体的には,InfernoのAct IIからAct IVまでのモンスターから受けるダメージが下方修正(Nerf)され,とくに強敵として恐れられていたWaspやSoul Lasherなどから受けるダメージが軽減されている。また,アイテムの最上級レベルである「iLV61~63」のドロップレートが,以下のように修正された。
アイテムのドロップレート
Hell-Act III/IV
iLV61:9%
iLV62:1.9%
iLV63:0%
Inferno-Act I
iLV61:17.7%
iLV62:7.9%
iLV63:2.0%
Inferno-Act II
iLV61:18.6%
iLV62:12.4%
iLV63:4.1%
Inferno-Act III/IV
iLV61:24.1%
iLV62:16.1%
iLV63:8.0%
これまでは,iLV61のアイテムはInfernoのAct I以降,iLV62ならInfernoのAct II以降にしか出現しないという単純なドロップシステムになっていたが,修正により,InfernoレベルではすべてのActでiLV63のアイテムがドロップし,HellレベルでもiLV62までなら出現するように変更された。つまり,トレジャーハンティングには,上のレベルへ進む以外に,低いドロップレートでも下のレベルで地道にプレイするというオプションが用意されたわけだ。
このほか,USサーバーのオークションハウスでアルゼンチン,ブラジル,そしてチリの通貨が利用可能になり,また,Battle.netのフレンドリストの検索性が高まるなど,細かい使い勝手が向上している。
現時点では,アップデート後にまったく経験値が得られないという不具合が一部のプレイヤーに発生しているようだが,コミュニティではすでに「パスワードの変更」によって,なぜかこの不都合が修正されることが判明している。公式フォーラムのコメントを見る限り,さまざまな変更点に大喜びしているプレイヤーと,猛反発しているプレイヤーがいるようだが,そうした盛り上がり方も人気の高いDiablo IIIらしいかもしれない。
>>http://www.4gamer.net/games/008/G000817/20120620041/