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「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のパッチ2.4は10月28日に実装。ラスベガスで行われた「プロデューサーレターLIVE」をレポートしよう

日付:2014-10-22 17:31:42    アクセス回数:2983次

ラスベガスで開催された「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」(PC / PS4 / PS3。以下,新生FFXIV)のファンフェスティバル2日めとなる2014年10月19日(現地時間),「Letter from the Producer LIVE(プロデューサーレターLIVE)in Las Vegas」が行われた。
 ステージには,本作のプロデューサー兼ディレクター吉田直樹氏とバトルプランナーの権代光俊氏が登壇。直前に迫った「パッチ2.4」について,北米リージョンのフォーラムであがったプレイヤーの質問に対して回答した。本稿では,その内容をまとめておこう。

 冒頭で吉田氏は,パッチ2.4のリリース日が10月28日であることを発表した。また,すでに公開されているパッチ2.4のトレイラーだが,いつもであれば新しい蛮神のBGMを入れているところを,今回は雰囲気を重視してシヴァのBGMは入れなかったと話し,会場でシヴァのBGMが初お披露目。吉田氏によると,この蛮神戦でのBGMはとあるフェーズを超えないと流れないとのことだ。

 

 

■大迷宮バハムート:真成編について

 続いて,大迷宮バハムート:真成編の内部の様子が動画で紹介された。

 大迷宮バハムート関連で得られる装備品はなかなか入手が難しいこともあって,ここでは戦利品をアチーブメント報酬やトークンで交換できるようにしてほしいという声がプレイヤーから寄せられる。
 これに対して権代氏は,「他社のMMORPGだとアーマートークンなどを導入しています。拡張パックでは新しいレイドもあるので,それに向けて実装を検討したい」と答えた。

 

さて,大迷宮バハムート:真成編だが,その中身は4層構成になっているという。吉田氏によると3層と4層のボスはシークレットのままにするとのことで,ネットで情報を追わずにその目で見て驚いてほしいと話していた。また権代氏は,現在の装備やパッチ2.4で最初に手に入る装備で1層はクリアできると思われるが,2層は難しいと思うと,難度についても触れた。

 なお,新しい大迷宮バハムートなどで,戦闘装備のアイテムレベルが上昇していくように,ギャザラーやクラフター向けにも高アイテムレベル装備が追加される予定だ。ただし,ギャザラーやクラフターのアイテムレベルが高くなるにつれて難度が上がり,クラスによってはバランスが崩れてきたところもあるという。そのため,新規に始めた人でもアイテムレベルを上げるのが大変にならないように,パッチ2.45で調整を加えるとのことだ。

 大迷宮バハムートについては,ミニオンやマウントがほしいというプレイヤーの声も。吉田氏は防衛システム(というモンスター)でよければすぐ作れるので,気が付いたらアッというまに入っていると思うと答えた。ララフェルが球体にしがみつくような仕草を吉田氏はしていたが,実際にどのような形で登場するのか期待したい。

 

 

このほか,3つのパーティで巨大なバハムートの各部位を,RPGにおけるラスボスのようにそれぞれ分かれて攻撃するといった仕組みを実装してはどうか,というプレイヤーのアイデアに対して,吉田氏はおもしろいアイデアだが,バハムートの難度では,ある1パーティだけがクリアできないといった可能性もあり,非常に難しいと思うと回答した。
 なお,3パーティの24人でプレイするレイドに関しては,パッチ2.5でクリスタルタワーのシリーズが完結となる。しかし,拡張パックで新しい24人用のレイドが始まるとのことだ。

■新ジョブ「忍者」のサブクラスは?

 忍者の武器に関しては,蛮神戦を含めて新しいものが追加されるが,防具に関してはパッチ2.3までのコンテンツで実装されたもので,どれかのジョブと共通になっているとのことだ。“どれかのジョブ”については明言されなかったが,吉田氏と権代氏は両手で殴る仕草。これは,モンクで間違いなさそうだ。なお,メインとなるパラメータはDEXであることも明かされた。

 さらに吉田氏は現在,週制限が掛かっている大迷宮バハムートの仕様について,「アイテム取得が週に1つまでというのは変わりないが,パッチ2.45もしくはパッチ2.5からヘルプで何度でも行けるようになる」と付け加える。ただし,ヘルプの人数が多い場合は,宝箱のドロップが少なくなることもあるので,そこは理解していただきたいと話した。

 

 

 忍者を取得するために必要なクラスは双剣士と,やはり格闘士(モンクのベースクラス)で,前者がレベル30以上,後者がレベル15以上が条件となる。そして,アディショナルスキルには格闘士と槍術士のものが付けられるという。


■続きはプレイヤーの声次第? サブストーリークエスト「事件屋クエスト」

 人気のサブストーリー「事件屋クエスト」の新作では,既報のとおり,オルトロスとテュポーンが登場する。ここでは,オルトロス&テュポーンとのバトルシーンが動画で紹介された。

 ともに「ファイナルファンタジーVI」(以下,FFVI)などで登場したモンスターだが,動画ではバトル時のBGMにFFVIの「決戦」が用いられており,かなり懐かしく感じるプレイヤーも多かったのではないだろうか。テュポーンは「はないき」という攻撃が強烈だったが,吉田氏は,新生FFXIVでも,はないきには十分注意してほしいと話していた。吹き飛ばされたらどうなるのだろう……。

 

 

そして,ギルガメッシュとの決着について,権代氏は極ギルガメッシュ討滅戦ではないが,8本腕のギルガメッシュと戦える機会を用意していると明かした。そして,実装時期についてはパッチ2.5を予定しているとのこと。難度は,ヒルディブランドのシリーズでのバトルになるので,プレイヤーが気軽に楽しめるものになると付け加えた。

 さらに,ヒルディブランドのストーリーはパッチ2.5で一応の完結を迎えるが,拡張パックで新しいストーリーがあるかどうかは,プレイヤーの声次第と話した。

 

 

■新アラガントームストーン「詩学」登場

 パッチ2.4で「アラガントームストーン:神話」が廃止されると,公式サイトで明らかになっているが,吉田氏はそれに伴って登場する新たなアラガントームストーンの名称が「詩学」になると発表した。詩学は,これまでと同様にモードゥナにいるNPC「ロウェナ」に納品して,装備品と交換できる。

 なお,廃止となる神話で交換していたアイテムは,すべて「戦記」での交換に置き換わるとのこと。残った神話は戦記に交換可能だ。また,吉田氏によるとすでに撤廃されている「哲学」が,パッチ2.4実装で完全に消失し,神話への交換ができなくなるとのこと。まだ哲学を持っている人は交換しておいてほしいと注意を述べた。

 プレイヤーとして気になるのは,戦記で得られる装備品と同様に,詩学装備も大迷宮バハムート真成編のアイテムで強化できるのかという点についてだが,吉田氏は「強化できる」と回答した。


■土地の数が倍になる「ハウジングエリア」

 パッチ2.4で,ハウジングエリアの土地の数が大量に追加されるのは既報のとおりだが,公式フォーラムにおいても吉田氏は,その数が現在の倍になると伝えている。
 ここでは,どのような感じで倍になるのか吉田氏が説明した。まず,土地の追加というと,これまではハウジングエリアに区画が追加されていたのだが,今回は“区画の追加ではない”。それぞれの区画内に,新たに31~60番地が追加されるという仕組みになっている。

 そのため,何も知らずに新しい土地を探そうとすると,行き方に戸惑うかもしれないと吉田氏は話す。

 新しい番地への入り方は,これまでと同様にハウジングエリアの入口へ赴き,いずれかの区画のハウジングエリアに入ったあと,中にある簡易エーテライトにアクセスする。すると,これまでの選択肢に加えて拡張されたエリアが表示されるので,それを選べば“サブのエリアとなる拡張区”に移動できるという仕組みだ。
 つまり,ハウジングエリアの外から直接拡張されるエリアへは移動できないということだ。パッチ2.4で土地を購入予定のプレイヤーは,これらの点を覚えておこう。

 

 

 なお,吉田氏は,最初はこの方法でしか行けないと注意を促しつつ,家を購入してエーテライトを置けば,入口からアクセスできるようになると話した。なお,土地の初期価格はパッチ2.38のときと同じとのことだ。

 

■エターナルバンド(結婚システム)はパッチ2.45で実装予定

 以前から実装予定と言われていた,いわゆる結婚システムとなる「エターナルバンド」の仕組みについて吉田氏が回答した。

 エターナルバンドを行う条件は,当然だが誰ともエターナルバンドをしてないことだ。続いて,公式プレイヤーズサイト「The Lodestone」に専用のシステムが公開されるので,そこでエターナルバンド用の腕輪を申し込み,そのアイテムを相手に渡す。2人がその腕輪を装備した状態で専用のNPCに話しかけると,いつセレモニーを行うかといったクエストが発生するという。

 1日に何組のセレモニーが行えるかは決まっており,スケジュールを登録する必要があるとのこと。日時が決まると招待状というアイテムがもらえるので,それをモグレターでフリーカンパニーのメンバーやフレンドに送って参列してもらうといった流れとなる。

 なお,エターナルバンドはパッチ2.45で実装予定とのことだ。詳細なトピックと専用のPVも用意されるという。また,パッチ2.4でタキシードやドレスといった装備も実装されるので,吉田氏はこれを着てセレモニーに出席してほしいと述べた。

 

 なお,エターナルバンドを行ったあと,アイテムなどの権利を共有できるのかという点について吉田氏は,たとえば相手に個人ハウスの権限を付与することを検討すると述べた。しかし,あとで二人の仲が冷めてしまったとき,アイテムがどちらの所有物なのかで揉める場合もあり得るので,そこは(慎重に)考えないといけないとも話していた。


■新種族の素顔はパッチ2.5で登場

 ユウギリ(メインストーリーに登場するキャラクター)の素顔について聞かれた吉田氏は,パッチ2.4では明かされず,パッチ2.5で登場すると話した。なお,吉田氏はユウギリが新種族であることも明言(してしまった?)。多くのプレイヤーは,そうじゃないかと思っていただろうが,はっきりと明かされたのは今回が初めてのはずだ。
 なお新種族については,パッチ3.0での公開が発表されているので,ここでは新種族の姿が明らかになる時期を指しているのだろう。

 

 

■「アートマ」のドロップ率が上昇

 忍者の実装で,新たにゾディアックウェポンを強化していくか……つまり,アートマをまた集めるのかと悩むプレイヤーは少なくないと思う。しかし,アートマ武器への強化に必要な各「アートマ」のドロップ率については,パッチ2.4で緩和されると明かされた。権代氏によると,ドロップ率は倍以上に高くなっているという。
 これに続く,黄道十二文書クエストで必要な“本”については,パッチ2.4から戦記で交換できるようになり,その戦記の必要数も神話より少なくなるため,吉田氏はアニムスまでは比較的容易になると話した。


■各レストエリアのエーテライト付近でもGCDを緩和予定

 都市やハウンジングエリア以外でジョブチェンジした際に,アクションスキルの待機時間,GCD(Global Cool Down)が発生するのはご存じのとおり。権代氏は,このGCDにより遊びにくさが発生している点も理解しているので,エーテライトの近くなどのレストエリアにおいては,GCDを緩和するつもりだと考えを述べた。


■ストンスキンの配布が面倒くさい件について

 白魔道士をプレイしていれば誰でも思う,「ストンスキン」を一人ずつ配っていくのは面倒くさいという件。
 それは,開発スタッフも同じだったようで,新生FFXIVの調整期間が2週間しかないという状況で,蛮神戦を調整するためにプレイしていたとき,あまりにもストンスキンの配布が手間で,権代氏が思わずストンスキンを消してしまおうかと吉田氏に話したという裏話が紹介された。答えはもちろん「NO」だ。
 ともあれ権代氏によれば,非戦闘状態であればパーティメンバー全員に掛かるようにするか,もしくはほかの方法(アクション?)で,その手間をなくす仕組みを作るとのことだ。


■FCのクレストが付けられるチョコボ装備を用意

 フリーカンパニーのクレストをチョコボ装備に付けたいという要望について,吉田氏はそれが可能なチョコボ装備を用意していると話した。また,アラガンシリーズの装備を染色したいという要望は,今後,デザインを含めて考えていることがあるのでアナウンスを待ってほしいとのことだ。


■極蛮神マウントと水神の魔鏡のドロップ率が上昇

 極蛮神でドロップするさまざまなマウントだが,そのドロップ率は非常に低いうえ,ロットで勝ち取らなければならない。これを揃えるといいことがあると吉田氏が話していたこともあり,入手したいのはやまやまだが……という人に朗報。マウントのドロップ率が,パッチ2.4で引き上げられることが明らかになった。
 また,装備の強化に使うアイテムで,これもまたレアドロップだった極リヴァイアサン討滅戦で入手できる水神の魔鏡も,ドロップ率が引き上げられるとのことだ。


■大迷宮バハムート:侵攻編の週制限が撤廃。2層の石化(即死)の緩和など

 大迷宮バハムート:侵攻編は,パッチ2.4で週の制限がなくなり,パーティメンバーが8人揃っている状態であれば,コンテンツファインダーから行けるようになるとのこと。

 そして,どの程度の人数がクリアできているか様子を見たうえで,次のアップデートでフルパーティ以外でもコンテンツファインダーから挑戦できるようになり,超える力も実装されるという。これと同じタイミングで,2層における石化攻撃で即死しなくなるといった緩和も行われるとのことだ。


■チョコボレースやゴールドソーサーについて紹介

 吉田氏は開発中と断ったうえで,チョコボレースのスクリーンショットを紹介した。
 チョコボレースは,プレイヤー自身がチョコボに乗り,操作してレースを行う内容となる予定だという。自分のチョコボを育成し,そして配合して新しいチョコボを産ませるといったブリーディングの部分もしっかりと用意されるとのこと。いまのところ,パッチ2.5xでリリース予定だという。

 

 

なおパッチ2.5は,パッチ2.5 Part1とパッチ2.5 Part2の2つに分ける予定とのこと。ゴールドソーサーは,パッチ2.5 Part2で入る予定だと明かした。また,トリプルトライアド(ファイナルファンタジーVIIIで登場したカードゲーム)も同時期に実装予定だ。


 このほか吉田氏によると,パッチ2.4と同じ10月28日にオプションアイテムのショップがオープンするとのこと。同ショップでは,幻想薬がキャラクター単位で好きな数だけ購入できるようになる。また,過去のシーズナルイベントが配布され,(クエストがクリアできないため)入手方法がないアイテムについても販売されるようだ。
 このショップについて吉田氏は,コンセプトが「No Pay to Win」で,強さに関わるアイテムを販売するつもりはないと話した。
 なお今回は,オープンということで,ヤ・シュトラやイダ,パパリモのミニオン,スレイプニル(オーディンの騎乗馬)のマウントも用意されている。

 

 

最後に来場者からPvPのアップデートについて聞かれた吉田氏は,パッチ2.4でPvPランクの上限が上がり,リワードが追加される予定だと話した。また,いくつかのジョブバランス調整も入るとのこと。さらに,パッチ2.5で新しいルールを追加する予定であることも明らかにした。その後は,新しい戦場マップの実装を計画しているとのことだ。吉田氏は「PvPも通常のコンテンツと同様にしっかりとアップデートを行っていくのでお楽しみに」と述べイベントを締めた。

 

 

 

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