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[超会議3]「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」のステージイベントをレポート。トリビアの披露や来場者参加企画など,盛りだくさんの内容

日付:2014-04-26 23:07:47    アクセス回数:1513次

 スクウェア・エニックスは,2014年4月26日および27日の両日,千葉・幕張メッセで開催されている「ニコニコ超会議3」において,「聞いて,感じて,参加して! ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア 超F.A.T.E. in TOKYO ~もしもし私ミンフィリアよ,幕張に来て頂戴(2日間よ)~」と銘打ったブースを出展している。

 

同ブースでは,MMORPG「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」(PC/PlayStation 4/PlayStation 3。以下,新生FFXIV)のバトルチャレンジコーナーなどが設けられているほか,ステージイベントも行われている。本稿では,4月26日に行われたステージの模様をお届けしよう。
ステージイベント「出張プロデューサーレターLIVE Part1」では,新生FFXIVのプロデューサー兼ディレクターを務める吉田直樹氏と,コミュニティマネージャーの室内俊夫氏,そして,同タイトルのリードUIアーティストである皆川裕史氏が登壇した。ステージ前半では,事前に寄せられたプレイヤーの質問に答える形で,皆川氏のこれまでの経歴や,新生FFXIVのUIでこだわっている点などが紹介された。
 またステージ後半では,ニコニコ生放送の視聴者から寄せられた,現在および今後の新生FFXIVにまつわる疑問について,吉田氏と皆川氏が回答した。
 その中では,PC/PS4版で所持品を100枠表示できるインタフェースを直近のパッチで使えるように準備していることや,F.A.T.E.参加時のレベルシンクを自動で行えるよう,設定にオプションを用意したいといったことが明かされている。

 

また,5月に公開される予定だというパッチ2.28では,幻想薬をすべての冒険者(プレイヤーキャラクター)に配布するという。さらに,パッチ2.3以降では,天気予報の実装や,幻想薬の個別のサービス(販売)も行われるとのことだ。

 

 次に行われたステージイベント「皆川裕史と開発チームのみんなもここが言いたい!」では,再び皆川氏が登壇し,プレイヤーにあまり知られていない新生FFXIVのトリビアや,開発秘話などを紹介した,

 

 最初の話題は,「ベントブランチ牧場への裏道」で,これは,グリダニアの中央森林南側から岩を登ってベントブランチ牧場内に入れる近道のことなのだが,本来はただの崖になる予定だったそうだ。しかし,社内テストでこの近道を愛用していた開発スタッフの懇願により,製品版にも残されたという。

 次に紹介されたのは「エオルゼアの空には,虹がかかることがある」というもの。ゲーム内で雨が降ったあと,特定の条件がそろうと虹がかかるそうだが,残念ながら,その条件は皆川氏にも知らされていないとのこと。

 

 「なかなかすごいものを拾ってくる」と評判の「リテイナーベンチャーのほりだしもの依頼」の報酬は,当初はもっと地味な内容になる予定だった。しかし,吉田氏の「自販機の下から10円玉を拾ってるみたい」という指摘を受け,レア属性が付与されていないアイテムのほぼすべてを拾ってくることになった。あまりにも極端な方向転換だが,面白かったのでそのまま採用になったそうだ。

 

ゲーム内でクリスタルタワーのクエストの進行開始後に,「聖コイナク財団の調査地」のNPC「ラムブルース」に話しかけると,エオルゼアの世界観をレポート形式で教えてくれるという。

 

 「古アムダプール市街地」にいるモンスター「グレムリン」のデバフ「悲観」は,エモート「励ます」および「なぐさめる」で治癒できる。

 

さまざまな可愛らしいモーションでプレイヤーを楽しませてくれるミニオンだが,新生FFXIVの開発チーム内には,それらを考えて勝手に実装するスタッフ集団「ミニオン同盟」があるという。同盟では,いい歳の男性陣が喫煙室で顔を付き合わせて,可愛らしいモーションをいろいろと考えているらしい。

良くも悪くも人気の「紳士の舞」は,もともとはララフェルの種族モーションだったという。しかしイベント班が試しにハイランダーに踊らせてみたところ,強烈な衝撃を受けたため,クエスト中の重要なモーションに格上げされたそうだ。

 

ハウジングについては,次の3項目が紹介された。まず「モーグリ人形の縫い目が怖い」との意見に対しては,パッチ2.3でシンプルな表現に変更されるとのこと。実装後にプレイヤーからのリクエストがあれば,さらなる変更も検討するそうだ。
 また,家具にはさまざまなこだわりが詰め込まれており,例えば家具として配置できる数種類の楽器を同時に鳴らしたとき,実は一つの曲として演奏できるといった情報も明らかにされた。
 そしてリムサ・ロミンサのハウジングエリアには,近づくとあおいでくれるミコッテのNPCがいることも明らかになった。

 

 NPC「ゲロルト」は酷い性格設定だが,これは旧FFXIVにおいて彼が携わったクエストの過酷さに基づいている。ちなみに名前にも「嘔吐物みたいな最低なヤツ」という意味が込められているのだとか。

 生首を持ち歩くNPC「エッダ」は,当初,「暁の血盟」として再登場する予定だった。しかし意外に人気が出てしまったため,パッチ2.3のハードモードダンジョンでは,よりドラマチックな登場を果たすそうだ。

 NPC「ヒルディブランド」の役割は,もともとララフェルのNPCが担当する予定だったとのこと。しかし口調が似合わないことからハイランダーのヒルディブランドに替えられた。
 またヒルディブランドの助手「ナシュ」には,ストーカーまがいの熱心な追っかけがいて,最初のストーリーではちょいちょい顔を出していた。しかし,その存在に気づいたプレイヤーがほとんどいなかったため,そのあとのストーリーには登場していないという。

 

皆川氏自身が関わった事例としては,「コンテンツファインダー」のマッチングが完了した際に鳴る「シャキーン」というSEがある。これは,βテストのときに仮の音として当てたものだったが,そのまま採用になったのだそうだ。
 また「トレジャーハント」の宝の地図のテクスチャは,皆川氏がスーパーファミコン用ソフト「タクティクスオウガ」を手がけたときに作ったものだという。当時,隣の席に座っていた吉田明彦氏がコーヒーをこぼしたコピー用紙をスキャンして使ったという。

 PC版をウィンドウモードでプレイしつつ,ネットのサイトを見たりするとき便利なTipsも紹介された。まずシステムコンフィグの「アプリケーションが非アクティブでもサウンドを再生する」をONにしておくと,ほかのウィンドウを開いていても,コンテンツファインダーのシャキーン音を逃さない。
 同様に,「アプリケーションが非アクティブでもゲームパッド接続を有効にする」をONにしておけば,ブラウジングしながらちょっとした移動などが可能となる。
 また「マウスドラッグ操作での解像度変更を有効にする」をOFFにしておくと,マウスを動かしたときに間違ってウィンドウサイズを変えてしまうことを防げる。

 さらにプレイヤーサーチのクラス/ジョブ選択では,右クリックで全選択/全解除できることや,画面右下のゲーム内通貨表示をクリックすると軍票所持数に切り替えられることも紹介された。今後は軍票のほか,アラガントームストーンの神話や戦記の所持数を表示できるようにすることも検討中だという。

 加えて,ディスプレイを縦長に設定すると,キャラクタークリエイト時に作成キャラクターの全身を見やすくなることや,逆に画面縦のサイズを小さくし画角の広い横長画面にすると,極リヴァイアサン戦の水柱を確認しやすくなることが紹介された。

 

そのほか4月26日には,来場者がコスプレを披露する「コスプレコンテストに参加してみた」,吉田氏が来場者有志の疑問や意見に真摯に応える「吉Pに物申す!」,「大迷宮バハムート:邂逅編3」のタイムアタック「超駆け抜けろ!大迷宮バハムート」,そしてサウンドディレクター 祖堅正慶氏が新生FFXIVの音楽制作過程などを解説する「サウンドディレクターがBGMを分解してみた」といったステージが催された。
 4Gamerでは,4月27日も引き続き新生FFXIVのステージイベントをレポートしていく予定なので,お楽しみに。

 

 

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/199/G019924/20140426007/

 

 

 

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