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DQX「スペシャルプレミアバンドルキャンペーン」の発表も行われた「KABINI発売記念イベント “REBORN of Athlon&Sempron”」レポート

日付:2014-04-21 21:36:53    アクセス回数:1301次

 日本AMDは2014年4月20日,東京秋葉原の秋葉原UDX GALLERY Type Sにおいて,「KABINI発売記念イベント “REBORN of Athlon&Sempron”」を開催した(関連記事)。
 このイベントは,ソケット版Kabiniベースの新型APU「Athlon」「Sempron」やパートナー企業の対応製品を紹介するイベントで,Kabiniを搭載したマザーボードやノートPCの展示に加え,さまざまなセッションが行われた。

 

 本稿では,AMDのISV(Independent Software Vendor,ソフトウェアメーカー)ゲーミングおよびアライアンス担当ディレクターであるRitche Corpus(リッチー・コーパス)氏と,「ドラゴンクエストX」(以下,DQX)のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの齊藤陽介氏によるトークセッションをメインにお伝えしつつ,イベントの模様についてもざっくりと紹介していこう。

・復活したAthlonはゲーマーにとって価値があるのか? デスクトップ版Kabiniを試す

 

 

ゲーム業界を発展させる「Gaming Evolved」プログラム

 トークセッションは,Corpus氏による「Gaming Evolved」の概要説明からスタートした。

 Gaming Evolvedとは,AMDが展開するゲーム開発支援プログラムのことだ。ゲームに精通したAMDのエンジニアが,プログラム上の問題解決や最適化に力を貸してくれるほか,マーケティングなど事業に関するアドバイスも行ってくれる。

 

 Gaming Evolvedでは,「TressFX」や「Eyefinity」「Mantle」「True Audio」といったAMDの技術を導入することで,作品のクオリティ向上が望めるのも特徴とされている。スクウェア・エニックスもこのプログラムに参加しており,「TOMB RAIDER」(PC / PS3 / Xbox 360)では髪の毛を滑らかに表現する「TressFX」や,最大6台のディスプレイに高解像度グラフィックスを表示する「Eyefinity」を導入している。また「Thief」(PC / PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360)では,AMDのGPU&APU性能を引き出すグラフィックスAPI「Mantle」や,臨場感あふれる音響効果を実現する「True Audio」を採用しており,高い効果を上げているという。

 

 Corpus氏はTrue Audioの活用例について,Thiefを題材に解説してくれた。ステルス系アクションであるThiefは物陰に隠れるシーンが多く,キャラがどこにいるのかを,プレイヤーが直感的に判断するのが難しい。しかしTrue Audioによるリアルな音響効果によって,プレイヤーは物音を判断材料に,キャラの位置を認識できるようになっているという。
 Gaming Evolvedはこのように,開発者とプレイヤーの双方に利益をもたらすプログラムであると,Corpus氏は力説していた。

 またCorpus氏は,「Never Settle Forever」に関してもあらためて説明した。Never Settle Foreverとは,簡単に言えば“Radeon搭載グラフィックスカードを買うとゲームがもらえる”というキャンペーン(関連記事)だ。グラフィックスカードに搭載されているGPUのクラスに応じて,「Gold」「Silver」「Bronze」の3グレードが設定されており,高いグレードになるほど選べるゲームが多くなるという仕組みである。
 気になるのは,日本でのスタート時期や対象タイトルだが,Corpus氏は「Never Settle Foreverに関しては順次情報を公開していく」とコメントするに留まった。

DQXの「スペシャルプレミアバンドルキャンペーン」は“相当イイ話”!?

Gaming Evolvedの概要解説が終わると,Corpus氏がスペシャルゲストである齊藤陽介氏を壇上に呼び,トークセッションがスタートした。

 最初にDQXのファンであることを公言したCorpus氏だが,同作の北米サービスは行われていないため,日本に滞在しているときしかプレイできないと苦笑い。氏はDQXの諸要素の中でも,とくにサウンドに注目しており,「これだけのサウンドを活用したタイトルはほかにないのではないか」と絶賛していた。

 

 齊藤氏は,PC版のDQXに関して,AMDのエンジニアが協力してくれたおかげで大きなパフォーマンス向上が実現したと,AMDのサポート体制にあらためて満足の意を表明した。そしてPC版に関しては,ノートPCなどを活用することにより場所を問わず遊べる“柔軟性”こそが,最大の魅力であると語った。齊藤氏自身もノートPCにDQXをインストールしており,出張先でも積極的にプレイしているとのことだ。

 またトークショウの中では,「スペシャルプレミアバンドルキャンペーン」に関する発表も行われた。齊藤氏いわく「DQXを遊んでいない人には相当イイ話」とのことで,「PCを買うとDQXが付いてくるようなものになればいいですね」と続けたが,キャンペーンの詳細は残念ながら公表されなかった。詳細については「近々に発表が行われる予定」(Corpus氏)とのことなので,続報を楽しみに待ちたいところだ。

 最後に両氏は,「とても楽しかったです。現在DQXをプレイしていない方も,これを機会にぜひ遊んでください」(斎藤氏),「日本のゲーム業界に貢献できるよう今後も頑張ります。スクウェア・エニックスとのパートナーシップのもと,良い作品を世に送り出していきたいです」(Corpus氏)と語り,トークセッションを締めくくった。

 

 

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/222/G022239/20140421046/

 

 

 

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