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【PR】クリエイティブ製品が「新生FFXIV」Windows版の推奨認定を受けた理由とは? サウンドディレクター祖堅氏に聞くその意義

日付:2014-03-26 17:36:49    アクセス回数:2148次

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祖堅氏:
 もちろんです。
 買ってきてドライバを入れただけの状態だとSBX Pro Studioは「ミュージック」モードになっているのですが,これだと,左右の定位が強く分離され,低音が強調された“アメリカン”な音になるんですよ。それは我々が意図するものではないので,自然に聞こえるよう設定しています。

4Gamer:
 その設定を教えていただくことはできますか。

祖堅氏:
 ええ(※筆者注:下の枠内参照)。今回はSound Blaster EVO ZxR用に「こういう風にすればいい」という設定を我々のほうで作りました。音質をよくするとか,派手に聞こえるようにするとかではなく,我々の意図する“原音”に近づけるため,補正するための設定ですね。

Sound Blaster EVO ZxRに向けた,祖堅氏推奨の設定は以下のとおりだ。流れに沿って設定するだけなので,ぜひ試してみてほしい。

SBXプロファイルは「ゲーム」を指定
Sound Blaster
SBXプロファイルを「ミュージック」から「ゲーム」に変更
[編集]ボタンをクリックしてSBXプロファイル設定メニューを開き,プロファイルを「オン」にする
SBXプロファイル設定メニューの「Surround」にチェックを入れ,スライダーから「11%」を指定
SBXプロファイル設定メニューの「Bass」にチェックを入れ,スライダーから「10%」を指定
SBXプロファイル設定メニュー上でほかにチェックが入っているものがあればすべてチェックを外す
SBXプロファイル設定メニューに用意された[イコライザー]ボタンをクリック
イコライザーが開いたら,イコライザーを「オン」にする
イコライザーのスライダーを操作し,「31」を-1dB,「62」を-6dB,「125」を-4dB,「250」を-2dB,「500」を±0dB,「1K」を±0dB,「2K」を+2dB,「4K」を-2dB,「8K」を±0dB,「16K」を+4dBとする
イコライザーの右端にある「レベル」を±0dBとする

左はSBXプロファイル設定メニュー,右はイコライザのそれぞれ設定例
Sound Blaster Sound Blaster

4Gamer:
 先ほどお話に出てきましたが,音が素直に鳴る方向,というわけですね。
 Windows側の設定はどうでしょう。注意点や,「こうしたほうがいい」というポイントはありますか?

祖堅氏:
 コントロールパネルのサウンド設定(以下に用意された「再生」タブ)で,「スピーカー」のマッピングを2chか5.1chか,(接続する機器に応じて)正しく設定してもらえれば大丈夫です。設定を複雑にしすぎると,プレイしていただける人が減ってしまいますから,設定はできるだけ我々側で吸収するように制作しています。

 (2chや2.1chのスピーカーやヘッドセットを接続したときは)「スピーカー」を2chに設定してもらえれば,新生FFXIVの5.1chサウンドは,2chにダウンミックス(※筆者注:2chで破綻なく聞こえるように各チャネルの音をミックスすること)されます。OS標準でもダウンミックス機能はありますが,正直,これはかなり大ざっぱなダウンミックスしかしてくれないので,新生FFXIVでは専用のダウンミックス係数を用意して,リアルタイムで5.1chから2chへダウンミックスするようにしています。

4Gamer:
 5.1chを推奨しつつ,2chの製品でも破綻なく聞こえるよう,ちゃんと調整されているのですね。

祖堅氏:
 はい。内部的に係数を持ったり,ダウンミックス用のフィルタを持たせたりしています。さすがに5.1chスピーカーセットと同じ体験はできませんが,専用にチューニングしたダウンミックス係数が働いているので,ステレオなりのいい音響空間が得られるはずですよ。

Aurvana Platinum
Sound Blaster4Gamer:
 先ほどからお話を聞いていて,クリエイティブメディアの2chステレオヘッドセット「Aurvana Platinum」や「Aurvana Gold」,あるいは2.1chスピーカーセット「T6 Series II」,2chスピーカーセットのGigaWorksシリーズなどが推奨になっているのはなぜだろうという疑問がふつふつと湧いてきていたのですが,ダウンミックスによって,2chシステム向けのチューニングもなされているからなんですね。

祖堅氏:
 ですね。「我々の意図するステレオ音響空間にマッチしているかどうか」でテストを行いました。あと,いま列挙していただいたなかだと,ヘッドフォンのAurvana(アルバナ)シリーズは,アクティブノイズキャンセリング機能が決め手でした。
 会社の近所を走ってる電車で走行音がやたらうるさい地下鉄があるんですが,そのなかでAurvanaシリーズを試してみると,ノイズキャンセリングが非常に強力で。新生FFXIVのサウンドトラックを試聴してみたらすごくイケてるんですよね。これはいいと。

4Gamer:
 そろそろ時間のようです。本日はありがとうございました。最後に4Gamerの読者へ向けて,新生FFXIVのサウンドディレクターとしてメッセージをいただけますか。

祖堅氏:
 それはもう「ぜひ5.1chでプレイしてください」と。これに尽きます。
 PCゲーマーはラッキーですよ。クリエイティブメディアさんの製品のような,手軽に使える5.1ch環境があるわけですから,これを使わない手はないでしょう。祖堅に騙されたと思って,ぜひ一度,クリエイティブメディアさんの推奨デバイスで新生FFXIVをプレイしてみてください。



 本稿の序盤,そしてインタビュー中にも出てきたとおり,クリエイティブメディアのサウンド関連製品は,全13モデルがWindows版新生FFXIVの推奨を受けている。以下,製品の特徴をまとめておくので,選択時の参考にしてもらえれば幸いだ。


■Sound Blaster EVO ZxR
クリエイティブストア価格:2万9800円(税込)

Sound Blaster  Bluetooth 2.1+EDRに,USB 2.0,4極×1もしくは3極×2の3.5mmミニピン,そして旅客機のシートに用意されたインタフェースと接続するためのコネクタ「デュアルプラグアダプター」と,5パターンの接続に対応した多機能ヘッドセット。搭載するスピーカードライバー(※駆動部。基本的には大きいほど低域の再現性に優れる)は50mm径。PCとのUSB接続時には7.1chヘッドセットとして認識される仕様だ。
 SBX Pro Studioを用いたバーチャルサラウンドサウンド,3.5mmミニピンを用いたアナログ接続時にはダウンミックスによる2chサウンドで,新生FFXIVを楽しめる。


■Aurvana Platinum
クリエイティブストア価格:2万9800円(税込)

 

Sound Blaster  50mm径のスピーカードライバーを搭載するBluetooth 3.0接続のヘッドセットで,3.5mmミニピン経由のアナログ接続も可能な製品だ。基本的には音楽のリスニング用という位置づけ。用途別に3つの動作モードを持ち,最大では外部ノイズを最大90%カット可能とされるアクティブノイズキャンセリング機能「Tri-Mode ANC」の搭載が大きな特徴といえる。Bluetoothでのサウンド伝送にあたって,高品位なサウンドコーデックであるaptXやAACに対応するのもポイントだろう。
 バッテリー持続時間はノイズキャンセリング無効時に最大約15時間。新生FFXIVのサウンドはダウンミックスの2ch対応となる。


■Aurvana Gold
クリエイティブストア価格:2万4800円(税込)

 

Sound Blaster  Aurvana Platinumの下位モデルとなるBluetooth 3.0&アナログ接続対応ヘッドセット。スピーカードライバーが40mmのものに交換されており,アクティブノイズキャンセリング機能の動作モードは1つで,効果が最大85%になっているものの,基本的な使い勝手は上位モデルと変わらない。新生FFXIVのサウンドはダウンミックスの2chで利用可能だ。


■Sound Blaster Omni Surround 5.1
クリエイティブストア価格:8980円(税込)

 

 

Sound Blaster  USB 2.0接続のUSBサウンドデバイス。PCと接続すると,5.1chスピーカーセットにアナログでサウンドを出力したり,2/2.1chスピーカーセットや2chヘッドセットに対してSBX Pro Studioのバーチャルサラウンドを適用して出力したり,Dolby Digital Live準拠のデジタル信号をAVアンプなどに対して出力したりできる。デスクトップPCとノートPCのすべてで簡単にマルチチャネルサラウンド環境を構築できる点で,実に新生FFXIV向きのデバイスといえるだろう。
 標準でアレイマイクを搭載しており,指向性マイクとして利用できるのも大きな特徴だ。


■Creative T6 Series II
クリエイティブストア価格:4万5800円(税込)

 

 

Sound Blaster  クリエイティブメディアのプレミアム製品ライン「Signature-シリーズ」に属する2.1chスピーカーセット。Bluetooth 2.1+EDR(aptXコーデック対応),USB 2.0,そしてRCA端子によるアナログ接続に対応し,USB接続時にはバーチャル5.1chサラウンドサウンド出力が可能だ。サテライトスピーカーは2ドライバー構成となっている。
 新生FFXIVをプレイするにあたっては,USB 2.0接続でのバーチャルサラウンドか,Bluetoothあるいはアナログ接続でダウンミックスされた2chかの二択となる。


■Creative T30 Wireless
クリエイティブストア価格:1万2800円(税込)

クリエイティブメディアのプレミアム製品ライン「Signatureシリーズ」に属する2chスピーカーセット。Bluetooth 3.0(aptXコーデック対応)接続が前提となっているものの,RCA×2もしくは3極型3.5mmミニピン×1によるアナログ接続も可能だ。基本的には,ワイヤレスで好きな場所に置いて使うことが想定されているという理解でいいだろう。
 スピーカーは2-way構成。新生FFXIVではダウンミックスの2chサウンドに対応している。


■GigaWorks T40 Series II
クリエイティブストア価格:1万800円(税込)

 

中域用のスピーカードライバー×2と高域用スピーカードライバー×1という,2-wayの3ドライバーデザインが採用された,アナログ接続の2chスピーカーセット。向かって右側の前面に音量調整用ダイヤルなどの操作系を用意するなど,シンプルな使い勝手が特徴だ。
 新生FFXIVでは,ダウンミックスされた2chサウンドを出力できる。


■GigaWorks T20 Series II
クリエイティブストア価格:7980円(税込)

 

Sound Blaster  GigaWorks T40 Series IIの下位モデルとなる,2-way構成のスピーカーセット。アナログ接続のみに対応したシンプルな接続仕様と,前面からアクセスできる操作系は上位モデル譲りだ。もちろん,ダウンミックスの2chサウンド対応となるのも,上位モデルと変わらない。


■Sound Blaster ZxR
クリエイティブストア価格:2万4800円(税込)

 

 

Sound Blaster  PCI Express x1接続のサウンドカードシリーズ,Sound Blaster Zの最上位モデル。接続インタフェースはPCI Express x1。カード本体はヘッドセット/ヘッドフォンや2chスピーカーセットと接続可能で,追加カード「DBpro」により,デジタル接続にも対応。さらに外付けデバイス「ACM」によって,手元での音量調整や指向性マイクも利用できるという,圧倒的な多機能さがウリとなっている。フラグシップらしい,高いS/N比も特徴だ。
 アナログ5.1chサラウンドサウンド出力や,AVアンプへのデジタル接続を経由したマルチチャネルスピーカー出力,あるいはヘッドセット/ヘッドフォンもしくはステレオスピーカーセットを用いたバーチャルサラウンドか,ダウンミックスと,新生FFXIVのサウンドを楽しむための選択肢は実に豊富である。


■Sound Blaster Zx
クリエイティブストア価格:1万5800円(税込)

 

 

Sound Blaster  PCI Express x1接続型サウンドカードであるSound Blaster Zシリーズのミドルクラスモデル。カード標準でアナログ5.1chサラウンドサウンド出力と2chのヘッドフォン出力,デジタル接続が可能となっているので,5.1chサラウンド,あるいはヘッドセット/ヘッドフォンを用いたバーチャルサラウンド,2chダウンミックスのどれでも,簡単に新生FFXIV用のサウンド環境を構築できる。
 外付けデバイスであるACMが付属しており,手元での音量調整や指向性マイクを利用できるのは,上位モデルと同じだ。


■Sound Blaster Z
クリエイティブストア価格:1万2800円(税込)

 

 

Sound Blaster  Sound Blaster Zシリーズの標準モデル。上位モデルであるSound Blaster Zxと同じ機能&性能を持ったPCI Express x1接続カードに,指向性マイク機能を実現するための小型アレイマイクが付属する製品となっている。
 カードレベルの機能はZxと同じなので,新生FFXIVをプレイするにあたっては,5.1chサラウンド,あるいはヘッドセット/ヘッドフォンを用いたバーチャルサラウンド,2chダウンミックスのどれも選択できる。


■Inspire T6300
クリエイティブストア価格:7980円(税込)

 

 

Sound Blaster  祖堅氏イチオシのアナログ接続型5.1chスピーカーセット。PC側の5.1chサラウンドサウンド接続インタフェースと接続すれば,それだけで新生FFXIVの5.1chサラウンド出力を利用できるようになる。
 サテライトスピーカーは1ドライバー構成で,サブウーファと1台ずつ接続する仕様だ。手元で電源と音量を調整できるワイヤードリモコン付き。


■Inspire T3300
クリエイティブストア価格:4980円(税込)

 

Sound Blaster  Inspire T6300の下位モデルとなる,アナログ接続型の2.1chスピーカーセット。ワイヤードのリモコンが付属する点など,Inspire T6300と基本仕様は共通ながら,センターとリア2chのサテライトスピーカーが省かれているため,新生FFXIVでは2chダウンミックス対応となる。

 

>>http://www.4gamer.net/games/004/G000421/20140313104/

 

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