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　ドコモの提供するプラットフォーム「dゲーム」で，スクウェア・エニックスのオンラインRPG「ドラゴンクエストX dゲーム版」が配信中だ。同タイトルは，これまでドコモのタブレット「dtab」（ディータブ）にのみ対応していたが，2014年3月10日からは，さらに13機種のスマートフォン/タブレットでプレイ可能となった。
　本稿では，対応機種の追加によって，ぐっと身近になったドラゴンクエストX dゲーム版の魅力を紹介していこう。

●「ドラゴンクエストX dゲーム版」対応機種（2014年3月15日時点）

▼スマートフォン
AQUOS PHONE ZETA SH-01F
SH-01F DRAGON QUEST
AQUOS PHONE ZETA SH-02E
ARROWS NX F-01F
GALAXY S3 SC-06D
GALAXY S3α SC-03E
GALAXY S4 SC-04E
Galaxy Note3 SC-01F
Xperia A SO-04E
Xperia Z SO-02E
Xperia Z1 f SO-02F
▼タブレット
ARROWS Tab F-02F
dtab
Xperia Tablet Z SO-03E

PC/Wii/Wii U版ですでに遊んでいるなら
dゲーム版でもプレイデータを共有可能

　あらためて説明しておくと，ドラゴンクエストX dゲーム版は，PC（Windows），Wii，Wii U向けにサービス中のオンラインRPG「ドラゴンクエストX」を，クラウド技術を用いて，スマートフォンやタブレットでもプレイ可能にしたものだ。
　そもそもドラゴンクエストXは，プラットフォームの垣根を越えて，プレイヤー同士が一緒に遊べることをセールスポイントの一つに掲げているが，当然，dゲーム版でもそれは同じ。
　スマホやタブレットを使って，PCやWii，Wii UでドラゴンクエストXをプレイしている多くのプレイヤーと一緒に，同じ世界（サーバー）で冒険を進められるのだ。

　また，すでにほかのプラットフォームでドラゴンクエストXを遊んでいるプレイヤーなら，スクウェア・エニックス アカウントを紐付ければ，同じキャラクターをドラゴンクエストX dゲーム版でも使うこともできる。
　自宅ではPCなどで腰を据えて，Wi-FiやドコモのLTE「Xi」環境のある外出先では，スマホ/タブレットを使ってプレイするというような使い分けが可能となるのだ。

　なお，ドラゴンクエストX dゲーム版は，ほかのプラットフォームと異なり，別途パッケージを購入する必要がなく，アプリを無料ダウンロードするだけで気軽に始められる。専用アプリは対応機種からドラゴンクエストX dゲーム版の公式サイトにアクセスすればダウンロード可能。非常にコンパクトなアプリなので，ストレージの空き容量にもほとんど負担はかからない。
　なお，ドラゴンクエストX dゲーム版は3時間の無料体験プレイが可能。ちなみに3月10日から3月24日（9：59）まで，先着10万名を対象として初回の無料体験プレイが通常の3時間から，3日間（72時間）へ延長されるキャンペーンも実施中だ。
　無料体験プレイ期間が過ぎると，その後は別途プレイ料金が必要となるが，3日間350円（税別）と10日間650円（税別）の2コースが用意されているので，週末にのみ集中的に遊びたいと場合は3日間コースを，毎日ちょこちょこ遊びたいという場合は10日間コースを……といった具合に，プレイスタイルに合わせた選択ができる。
　さらに料金の支払いには，ドコモの「ドコモ ケータイ払い」が利用できるほか，「ドコモポイント」を使うことも可能だ。

独自のユーザーインタフェースで
“いつもの作業”を簡単にこなせる

　なお，ドラゴンクエストX dゲーム版をプレイするためには，docomo ID/パスワードが必要となる。前述した対応機種をドコモとの契約で使用している場合は，ほぼ追加の手続きは不要となる。もしdocomo ID/パスワードが分からない場合などは，「dメニュー」の「お客様サポート」で確認しておこう。

　アプリを起動し，docomo ID/パスワードを入力してログインすると，PC版，Wii版，Wii U版のデータを使うか，それとも新規で始めるかを聞かれる。前者の場合は，他機種版で使っているスクウェア・エニックス アカウントとパスワードなどを入力すれば，プレイデータがリンクされる。
　後者の場合は，プレイヤーキャラクターと，その兄弟姉妹のメイキングが始まり，それを終えるとゲームのプロローグである「オフラインモード」がスタートする。なお“オフライン”という名称ではあるが，ドラゴンクエストX dゲーム版はクラウドを利用しているため，オンライン環境でないとプレイできないので要注意だ。

　さて，実際にドラゴンクエストX dゲーム版をプレイしてみると，当然なのだが，クエストの受託やバトルをはじめとするゲームシステムは，ほかのプラットフォームと同じ。
　操作には，スマホ/タブレットのタッチ操作に対応した独自のユーザーインタフェースが採用されており，他機種版とプレイフィールは異なっている。とくにカメラの操作は，二つ並んだ「方向転換」ボタンを使う独特のスタイルなので，他機種版でプレイしているとき，バトル中にカメラを動かして周囲を見渡しながらプレイしているような人は，慣れるまで少し戸惑うかもしれない。

　逆に言えば，カメラを頻繁に動かさなくとも可能なプレイ──通常モンスターとの戦闘や鍛冶/錬金，栽培などであれば誰でも支障なく楽しめるはずだ。
　例えば旅行や帰省，あるいは仕事の出張などで，普段と違う環境でプレイしたいと思った場合にも，日替わり討伐クエストや職人ギルドの依頼，畑の水やりなど，日課を欠かさず毎日こなしたいという人，あるいはどこにいようとも空き時間にコツコツと通常モンスターを狩ってレベル上げをしたいという人にとって，スマホ/タブレットでプレイ可能なドラゴンクエストX dゲーム版は最適と言える。
　また，プレイヤー4人が集まって，直接，顔を合わせながらパーティプレイを楽しみたいというケースにも，簡単に持ち寄れるスマホ/タブレットで遊べるdゲーム版はオススメだ。

同一docomo IDなら
スマートフォンとタブレットの使い分けも可能

　そのほか，ドラゴンクエストX dゲーム版は，docomo IDが同一であれば，スマホとタブレットの双方でプレイができることも大きなポイントだ。座れる場所ではタブレット，ちょっとゲーム内の状況を確認したいだけならスマホと，その場の状況に合わせて使い分けられるのが，嬉しいところ。
　ただし，ドラゴンクエストX dゲーム版の推奨通信速度は下り3Mbpsとなっており，下り1Mbpsを切ってしまうとプレイそのものができないので，スマホでプレイする場合も，Wi-Fi環境推奨である。ドコモのLTE「Xi」でもプレイはできるが，環境によっては動作が安定しないこともあるので，とくに長時間プレイしようというときには気をつけたい。

　なお，ドコモのスマートフォンを持っているのに，ドラゴンクエストX dゲーム版には対応していない！　という場合は，大きな画面でドラゴンクエストX dゲーム版を楽しめるドコモのAndroid Wi-Fiタブレット dtab がオススメだ。
　ドコモに契約していて，なおかつspモードと「dビデオ」の契約をしていれば，9500円（税別）で購入できるので，ドラゴンクエストX dゲーム版のみならず，dゲームで提供されているほかのゲームタイトルを試してみたいと思う人も手を出しやすいはず。
　もちろん，Android用のさまざまなアプリも利用できるので，手元に一台置いておけば，タブレットとしてさまざまな用途で利用できることだろう。

　繰り返しとなるが，ドラゴンクエストX dゲーム版は，2014年3月10日から，新たにドコモのスマートフォン/タブレット 13機種に対応した（dtabを含めて全14機種でプレイ可能）。すでにほかのプラットフォームでドラゴンクエストXを遊んでいる人であれば，dゲーム版を利用することで，さらに生活に密着した遊び方を見出すことができるだろう。
　また，ドラゴンクエストXに興味はあるものの，PCやTVの前にじっくり腰を据えて遊ぶような余裕がないという人にとっても，対応スマートフォン/タブレットがあれば，少し気楽に遊び始められるはず。
　何はともあれ，まずは3日間（72時間）の無料体験キャンペーンを試してみてほしい。

>>http://www.4gamer.net/games/249/G024980/20140305068/

ドラゴンクエスト10　RMT