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クラウド版「ドラゴンクエストX」のサービスがドコモのdゲームから提供されることに。堀井雄二氏がデモプレイを披露した記者発表会の模様をレポート

日付:2013-10-02 17:17:32    アクセス回数:1002次

 NTTドコモとスクウェア・エニックスは本日(2013年9月30日),両社におけるスマートフォンおよびタブレット端末の連携強化に関する記者説明会を,千葉・幕張メッセにて開催した。この説明会では,既報のとおり,NTTドコモが提供するプラットフォーム「dゲーム」に,スクウェア・エニックスのMMORPG「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(PC/Wii/Wii U)をクラウドゲームサービスとして提供することが発表された。また記者会見には「ドラゴンクエスト」シリーズの生みの親である堀井雄二氏(ゲームデザイナー)も登壇した。本稿では,その会場の模様をお伝えしよう。

記者会見でプレゼンテーションの先陣を切ったのは,NTTドコモ マーケットビジネス推進部長 前田義晃氏だ。前田氏は,「ドラゴンクエストX」がdゲームで初のクラウドゲームサービスにあたり,クラウドを介してモバイル端末で本格的なMMORPGのサービスを提供するのは同作が世界初(※スクウェア・エニックス調べ)になることを紹介した。さらに,今回の取り組みを皮切りに,クラウドを介したリッチなゲームをdゲームとして提供していく予定とのことだ。

クラウド版の「ドラゴンクエストX」は,2013年12月から2014年2月頃にサービスを開始する予定で,まずはNTTドコモのタブレット「dtab」向けに提供し,順次,同社のタブレットおよびスマートフォンに対応していくとのことだ。また前田氏いわく,dゲームがマルチキャリアに対応していることを活かし,将来的には,NTTドコモ以外のキャリアのモバイル端末でもサービスを提供する予定とのことである。
 なお,料金形態については未定だが,そのほかのプラットフォームよりも短期間,かつ低料金のプランの導入を検討しているという。

これに続いて,「ドラゴンクエスト」シリーズとコラボレーションしたスマートフォンが現在開発中であることも発表された。ドラクエでおなじみのメタルスライムをモチーフとしたデザインに,限定アプリ「ドラゴンクエスト いつでも冒険ダイス」をプリインストールしたモデルになるという。こちらの詳細は,同社が2013年10月に開催する商品説明会であらためて発表するとされている。


 次は,堀井雄二氏と齊藤陽介氏によってクラウド版の実機デモプレイが披露された。齊藤氏が「ドラゴンクエストX」のサーバーにログインしているキャラクターを操作し,サーバー側で演算処理した結果をストリーミング,dtab上で再生していることなどを説明。ちなみにクラウド版のプレイヤーも,PC/Wii/Wii U版と同じサーバーで遊べるとのことである。

 タッチスクリーン上に表示されるユーザーインタフェースは,「けってい」ボタン以外を消すことも可能で,「操作に慣れたら,見た目をシンプルにして遊べます」ということも齊藤氏から説明された。
 齊藤氏いわく肝心のプレイフィールについては,Wii/Wii U版とほぼ変わらず,「実際に手に取って遊んでいただけると,快適さが伝わると思います」とのことだ。

一方,堀井氏は,スマートフォンを使ってクラウド版のデモプレイを披露した。まだ開発段階であることや,会場の通信環境もあってか動作にはディレイが見られたものの,「それでもそう遠くない将来にスマートフォンで『ドラゴンクエストX』が遊べるようになることを予想させる」(齊藤氏),「みなさんが持っているスマートフォンで(本格的な)MMORPGを遊べる時代がくる」(堀井氏)と両氏それぞれがコメントし,プレゼンをまとめた。

 

 

>>http://www.4gamer.net/games/222/G022239/20130930071/

 

 

 

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